株取引入門>ＰＢＲが１以下ならすぐ買うべき？

ＰＢＲ（株価純資産倍率）は、その株価が高いか安いかを
判断するのに使われます。　

解散価値を表すともいいますね。

１倍というのは、その会社の資産が、株価Ｘ株数と同じと
いうことですので、

もし会社が倒産しても、ＰＢＲ１倍の時に買った株なら損をしない、
なんて理解されたりしています。

でも、本当にそうかというと、違うと思います。

経営がしっかりしていて、しっかりした資産を持っている会社で
あれば、ＰＢＲが１以下でずっといるわけはないですし、

やばい会社だったら、帳簿にインチキがあって実際は資産が
あまりなかったり、

資産として計上しているのが土地で、地価が非常に高い時に
買ってしまい、そのままの価格で帳簿に載せていたり、

なので、ＰＢＲは１を割ってどんどん下げ続けて、最後には
倒産してしまうこともあります。

リーマンショック後の　２００９年２月、３月あたりだったか、
不動産ファンド関連の会社がバタバタと倒産していった時が、
こんな感じでしたね。